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いちごの豆知識

苺の語源

苺はどんどん増える植物で、母は子供をどんどん増やすことにちなんで「草」に「母」とかいて 「苺(いちご)」と呼ぶようになりました。
苺は学名がFragaria×ananassa といいラテン語のFragrans「香り高い」という語源からきています。

苺の旬

以前は露地栽培だけしか行われていなかったので、春から初夏に収穫されるものだけで、4月中旬から5月が旬でしたが、今はハウス栽培になりほぼ一年中日本のどこかで栽培されるようになりました。
ハウス栽培の苺で、12月末から1月の一番果と2月中旬から3月の2番果が収穫できる時期の苺が旬です。

苺は野菜です

苺は果物だと思われがちですが、野菜に分類されている果実的野菜なんです。
分類学上、1年生および多年生の草木になる実は野菜。永年生の木になる実を果物と定められています。
苺は多年生の草木になるので分類学上は野菜となります。
いちご・すいか・メロンも野菜で、この3品目は果実的野菜と呼ばれています。

苺の旬

いちごの本当の意味での果実というのは、表面に細かくついてるツブツブです。この一粒一粒のなかに小さな種が入っているのです。
実際、食べてる赤い実は『花託(かたく)』と呼ばれる部分です。『花託(かたく)』は、茎や枝の先端で花をつけるところで、その花託が大きくなったものなのです。花托は種をやわらかく保護する役目を持っています。
種だと思っていた本来の果実だった部分は『痩果(そうか)』と呼ばれています。